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【予防医学特集1】予防医学 その取り組みと広がる可能性

     
  
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               2015/02/24   

  

 

予防医学 その取り組みと広がる可能性

 

エキサイトニュース2013年5月15日記事より

エキサイトニュース2013年5月15日記事より

今年の5月、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが乳がん予防のために両乳房を切除し、再建手術をしたことを公表、マスコミを中心に大きな話題となりました。彼女は自らすすんで遺伝子検査を受け、将来乳がんになるリスクが87%もあるという結果となり、この決断に踏み切ったといいます。

今までの医療は、癌の症状がでてから、症状をださなくても早く見つけることによって手術治療をするというのが常識ですが、著名な女優さんがみずからの健康リスクを予測し、病気になっていない状態で手術治療を受けたことは、私たち医療者にとっても衝撃的な出来事でした。
その出来事をふまえて、株式会社オールアバウトが運営するマーケティング・チャネル「生活トレンド研究所」は、「未来の健康」に関するアンケート調査を実施したところ、52.6%が「5年後の健康」が、76.3%が「20年後の健康」が不安であると回答するも、将来の健康不安に対して「予防策」をとっているのは4人に1人という結果もでています。

この結果から、人生においての不安材料は、自分の健康問題であることがわかります。実は、私たちの脳が一番不安に感じるときは、未来を予見できないときなので、それは、例えるなら、先の見えないトンネルを無我夢中で歩いているようなものだからです。

もし、健康トラブルを未然に防ぐことができれば、自分のやりたいこと、人生設計に一筋の光を見出すことができるはずです。にもかかわらず、健康不安にたいして「予防策」をとっている人はわずかです。 みなさんは健康不安を抱えているのにもかかわらず、予防策を講じていない。

これはなぜでしょうか?

医療費38.5兆円

医療費38.5兆円

そこで、少し医療とお金の話をさせてもらおうと思います。2011年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額が、前年度から1兆円以上増加し、史上最高額である38兆円を超えました。これを日本の人口の一億二千万人で割ると、一人あたり年間約30万円となります。

人生80年とすると、私たちの人生において平均約2,400万円が医療費でかかるという計算になります。人生において、実は2400万円ものお金が医療にかかるという事実をみなさん知っていましたでしょうか?

もし、このような事実を知っていれば、貯金もままならないのに、病気になんてなってられない、病気を予防することが必要だと、切実に、一人一人が感じるはずなのですが、なかなかこういった情報を知る機会がないのが現状です。

また、自分の体のことにもかかわらず、医療や病気に関してなにも知らないので、もしかして何かの病気にかかっているのかもしれないという漠然とした不安を抱えていたり、多忙すぎるので、自分の生活に余裕が無い、だから、自分の体調にまで気が回らないというという人も多いことでしょう。
だから、健康不安を感じているのにもかかわらず、健康予防策を行わないのです。
医者の言うとおり、生活習慣を全て優等生で過ごすことが理想ですが、誘惑の多い現代社会ではそれはとうてい無理な話。

しかし、せめて自分のなりやすい病気を予見することができる「予防医学」が浸透してくれば、1つくらいなら生活習慣を整えることができると思う人も多くなるはずです。

一人一人が、自分の体質にあった健康リスクを知るということが、自分の先の人生を見通せることができ、生き方や人生観を加味して受け身ではなく主体的に医療を選んで「予防策」を講じていく、そういう決断ができるようになるでしょう。かつての日本人において医療とは、「先生にお任せします」に代表されるように受け身で臨むものでした。しかし、時代背景の変化とともに医療は発展を遂げており、大きく分けて4つの段階を変遷してきました。

まず、病気になってから治すいわゆる治療技術が大きく発展してきました。そして、その次に、体に負担の少ない検査技術、MRIや超音波検査、内視鏡検査などが発達し、病巣を早期発見することができるようになりました。

そして、第三段階は、2008年から特定健診、いわゆるメタボ健診が始まり、集団に対して予防を促すことになりました。この政策により、人々は病気を予防することが浸透しましたが、なかなか自分のこととは思えず、今回の統計結果のように、健康不安は抱えているものの、実際の健康予防策をとっているひとは4人に一人しかいません。

そこで、集団に対する予防だけではなく、個人の体質による健康不安要素を予想し、それに対してオーダーメイドの予防策を講じる「予防医学」です。最初にお話ししたアンジェリーナ・ジョリーさんの乳がんの予防策がまさにこれで、いままでの予防医療は、女性は男性よりも乳がんになりやすいから、おっぱいを予防的に全員切除しましょうという理屈なのですが、このような考えは許されるものではないことは容易に理解できます。

 

アンジェリーナ・ジョリー 画像:EPS提供

アンジェリーナ・ジョリー 画像:EPS提供

 

女性の中でもとくに乳がんになりやすい人がいるならば、予防的に切除しましょうというのが個人の健康の未来予想する予想医学なのです。いままでの医療は「お任せします」の受身の医療でした。このような医療の考え方が浸透すれば、主体的に自分に必要な医療を選択することができ、はじめて自分の人生を選択することができるようになるのです。

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