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【予防医学特集2】どんな病気も予防できるのか?

     
  
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               2015/02/24   

  

こんにちは、日本健康教育振興協会の菅原道仁です。

 

どんな病気も予防できるのか?

今回、お話させていただいている予防医学というものは、現在、闘病されている方々に対するお話ではなく、いわゆる普通に生活を営んでいらっしゃる方々を対象にしたお話だということを最初に断らせていただきます。

現在の医学で、すべての病気が予期できるかというと、残念ですが予期できません

人生にはあまりにも不確定要素が多すぎるため、すべてを正確に予想することは極めて困難なのです。いわゆる天気予報と同じで、100%当てることはできないけれども、将来、徐々に精度を上げた健康予報ができるようになる時代が来るでしょう。

すべてを予想できないのであれば、どのような病気を優先して予想すればいいのでしょうか?それはやはり、死に直結する病気を予想するべきです。我々の人生において、唯一、決定していること、それは死ぬことです。私たちはいつか死に直面するのでそれを予防することが大事なのです

それでは、それを極力避けるためにはどうしたらよいか?それは、禅問答のようですが、死ぬような病気にならないことが重要なのです。

 

さて、みなさん、私たち日本人の死因のベストフォーをご存知でしょうか?

最新のデータでは、私たちの国日本では、一年間に124万人が亡くなります。

一位:癌で、約36万人の人がなくなります。

二位:心臓の血管が詰まってしまう心筋梗塞に代表される心臓の病気で19万人

三位:肺炎で12万人

四位:肺炎とほぼ同数で、脳梗塞、クモ膜下出血に代表される脳の病気なのです。

 

この4つの病気が、私たちの死因の6割以上を占めるのです。
もう少し整理をしてみましょう。もちろん、癌は予防しなくてはなりません。

Lacnaそして、実は、二位の心臓の病気と四位の脳の病気は、実は同じ病気なのです。心臓の血管が詰まれば心筋梗塞という病気ですし、脳の血管が詰まれば脳梗塞です。

ということは、心臓の病気も脳の病気も、「血管の病気」と言い換えることができます。それでは、肺炎はどうでしょう?肺炎になる方のほとんどは、元気に活動している高齢者ではなく、寝たきり生活をされている高齢者です。

ということは、寝たきりになるような生活をしなければ肺炎にはほとんどなりません。われわれが寝たきりになってしまう病気の第一位は、なんと脳の血管の病気なんです。ということは、脳の血管の病気を予防すれば、肺炎にもならないということになります。

ちなみに寝たきりの原因の第二位は、骨折です。

太ももの骨や背骨などを折ってしまい、寝たきりになってしまう方も多いので怪我にもわれわれは気を付けなくてはなりません。
以上をまとめますと、日本人の死因を考えると予想すべき病気は、「癌」と「血管」の病気の二つに絞られることだとわかっていただけたと思います。

 

毎年の人間ドッグ・定期健診が必要な理由とは?

それでは、具体的なお話を少しさせていただきましょう。

oda4例えば、癌の予防医学の代表的な病気は、アルコールが原因の食道がんです。食道がんはサザンの桑田さんが闘病された病気で有名ですね。食道がんという病気は、なかなか早期発見が難しい。

なぜなら、かなり進行しないと症状がでないんです。私たちが食べる食事の通り道である食道に癌ができると、食べ物がつかえるような感じがするといった症状がでるのですが、この症状が出たときにはかなり進行している癌であることはよくある話なのです。

それでは、進行する前に発見するためにはどうしたらよいか。それには胃カメラ、内視鏡検査が有効です。内視鏡検査は、比較的安全に、どこの医療機関でもできるようになりましたが、なかなか検査に行けないと思います。

それでは、どのような人が、定期的に内視鏡検査を行うべきなのでしょうか?

私たちの遺伝的な要因で、アルコールを分解しやすいとかアルコールを分解しにくいという体質に分けられることができます。私たちがお酒を飲むと、アセトアルデヒドという体に有害な物質に変化します。そのアセトアルデヒドを分解する酵素をALDH2というのですが、その働きが強い、弱い、めちゃくちゃ弱いの三種類に体質が分けられるのです。

それではどの体質の人が、食道がんになりやすいのかわかりますか?

ご想像のとおり、ALDH2の働きがめちゃくちゃ悪い人、いわゆる下戸と呼ばれる日本人の4%の人がアルコールの刺激による食道がんになり易いのですが、実際のところは、あまり食道がんになりません。

それは、そもそも飲めないので、アルコール刺激が極めて少ないからです。それでは、一番気をつけなくてはならない人はどんな人か。それは、ALDH2の働きが弱い人、昔、お酒を飲みだしたときに、顔が赤くなり、ドキドキと動悸がしたりするタイプの人です。

oda5それういうタイプの人が、時間経過とともにだんだん飲めるようになった人は食道がんに要注意です。日本人の約半数がこのタイプです。こういったタイプの人で、お酒が好きな人は、ぜったいに休肝日を作るべきでしょうし、できれば毎年くらい内視鏡検査を受けたほうがいいでしょう。

このように、自分の体質を知り予想すべき病気がわかれば、初めて、医者や看護師にお任せするのではなく、主体的に自分の生活習慣を見直すことができ、いわゆる予防という人生においての「転ばぬ先の杖」がつけるようになるのです。

次回は、「予想医学の活用」についてお話します。』

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