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【予防医学特集3】予防医学の活用とは?

     
  
   アクセス数: 3659   

               2015/02/24   

  

こんにちは、日本健康教育振興協会の菅原道仁です。

予防医学の活用とは?

それでは、一人一人の健康リスクを予見する「予防医学」が私たちにどのような影響をあたえるのでしょうか。

まず、わかりやすいところから考えますと、未来が見通しやすくなるので、保険制度の改革がおこるはずです

brian_ferry_quality_of_lifeひとりひとりの健康リスクに応じて、今以上に保険料を細かく設定できる保険商品が開発されていくことでしょう。

また、みなさんの健康リスクが回避されていけば、当然のごとく「平均寿命」も伸びるのですが、日常的に介護を必要としないで、自立した生活ができる生存期間の「健康寿命」を伸ばすことができ、人生の生活の質、QOL(Quality Of Life)の向上が見込まれます。

そうすれば、元気で現役バリバリに働く高齢者が増えることになるので、我が国日本における少子化に伴う労働人口減少の助けになるはずです。

逆に、懸念されることとして、倫理的な問題があります。予想には、多くは個人の遺伝子情報を利用するので、たとえば、デザイナーベイビーの問題が表面化してくるかもしれないので、しっかりと皆で議論していくべきでしょう。

いま、日本における大きな問題は、医療費の高騰です

我が国では年間38兆円もの医療費が使われており、国家財政を大きく圧迫しているのが現状です。この現状を改善するためには、われわれ一人一人が健康に対して興味をもち、病気を予防していくことが重要です。

 

15年間、緊急医療の現場が教えてくれたこと

私は、脳神経外科医として15年間もの間、救急医療に従事していました。

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菅原道仁

脳の病気は、昼夜を問わず発症するので、夜中や朝方でも、時間を問わず患者さんが搬送されてきて眠れない日々を過ごしていたことも有ります。その搬送されてくる患者さんの中には、健康診断を受けていただとしても、その結果を理解しないまま放置し、そして病気になって救急車で運ばれてくる人たちが多いことに気付きました。

健康診断で血圧が高めだから、かならず医療機関を受診するようにと言われていても、それを放置し、ついには脳出血で運ばれてきた患者さんがいます。脳出血とは、脳の血管が破れてしまうことで脳細胞にダメージを与えてしまう病気なのですが、多くは高血圧が原因です。

この病気は、一命をとりとめたとしても、手足が動かしにくくなったり、言葉がしゃべりにくくなったりする、いわゆる後遺症が残ってしまい、社会復帰が難しくなることもしばしばあります。

あるときこの患者さんの奥さんにこう聞かれました。

「夫は、仕事に戻れるのでしょうか?実は、入院する一週間前に、事業拡大のための借入をしたばっかりなんです」と。

リハビリをして後遺症がなくなればいいのですが、多くの方は後遺症が残ってしまいます。この方も右手足の麻痺が残ってしまい言葉の不自由さが残ってしまいました。人生において、たらればの話は禁物ですが、もし、この人が、しっかりと高血圧の治療をしていたらと思うと、無念でなりません。
そのような経験をへて、私は考えました。どうしたらこのような不幸なことがなくなるのかということを。

われわれの人生において必要なことは、学校で習ってきました。算数、国語、理科、社会などなどです。しかし、人生において必要なことであり、ほとんどの皆さんが健康不安に感じている病気のこと、そして医療にかんすることは、学校で習ったことはないのです。

また、例えば、株を買いたいと思うときには、みなさん株の勉強をするのにもかかわらず、体のこと健康のことを不安に思っているのにもかかわらず、医療のことを学ぼうとする人は少数派です。いうなれば、証券会社で株のことをしらずに株を買いに行くようなことが、病院では普通に行われているのです。

もし、正しい医療知識が少しでもあれば、この薬を飲んだほうがいい理由、手術をした方がいい理由がわかるようになり、そして、いますぐ救急車を呼ぶべきなのかどうか、否かという判断もできるようになることでしょう。

 

日本における平成24 年中の救急自動車による救急出動件数は580 万件を超え、5.5秒に一回は、日本のどこかで救急車が出動している計算になります。

 

そして救急病院の受け入れも当たり前なのですが有限です。ですから、病気を予防しようという意識をみなさんが少しでも持つことで、救急車や救急病院の適正利用につながり、たらい回しといわれるような社会問題が解決するようになるのです。

runningそこで、私は、一般のみなさんが、わかりやすく医療のことを学べる講座をつくろうと決心しました。それが、社団法人・日本健康教育振興協会なのです。ただしい医療知識を学んで理解すると、医者の言うことが理解できるようになります。

この薬がなぜ必要なのか、なぜ食事に気をつけなければならないのか、なぜ私たちは運動をするべきなのか。

現在、インターネットやメディアなどの医療情報が氾濫しています。

例えば、癌に必ず効くという100万円の壷が売っているかもしれません。その壷を買うかどうか、自らの頭で考えて判断して欲しいのです。どの情報が正しくて、どの情報が間違っているのか。それを区別するためには、自らが医療について学び、判断する力が必要なのです。

そして、その正しい医療知識があるからこそ、初めて、「おまかせします」の受け身の医療から、自ら治療を選択する主体的でアクティブな医療に変貌するのです

次回は、「今後の医学の発展について」についてお話します。』

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